川崎の弁護士 伊藤諭 です。

さて、以前こんな記事をアップしたことはご記憶にありますでしょうか。

「川崎」は(残念ながら)「横浜」の一部です〜横浜弁護士会会名変更総会の顛末 | 川崎市役所前で働く弁護士のブログ | 川崎駅6分の市役所通り法律事務所

あれから、2年半、ついに横浜弁護士会の歴史が動くことになりました。

東京新聞:「横浜弁護士会」改め「神奈川県弁護士会」へ 120年の名称に幕:社会(TOKYO Web)

横浜弁護士会は二十五日、横浜市内で通常総会を開き、名称を「神奈川県弁護士会」とする会則改正議案を可決した。日弁連の承認を得て、来年四月一日から新名称となり、百二十年以上続いた名称がなくなる。

 弁護士法(当時)が制定された一八九三(明治二十六)年以降、横浜弁護士会として続いてきた。現在、川崎、県西、横須賀、相模原の各支部がある。

 議案可決には出席会員と代理人投票を合わせた総議決数の三分の二以上の賛成が必要。この日の挙手による採決で、総議決数八九四に対し、賛成が七七二と九割近くを占めた。

 会の名称変更をめぐっては「横浜市民の弁護士会と誤解される」などの理由で一九六〇年代後半から議論が始まり、二〇〇一年以降、名称変更が三回提案されたが否決されていた。

 会場からは「弁護士は個人業務。百年以上続いた会名を変える必要があるのか」などの反対意見も上がったが、提案者の一人で川崎市に事務所を持つ中野和明弁護士(49)は「もはや横浜に一極集中しているわけではなく、三分の一以上は横浜市外に事務所がある。これで自然な形となった」と話した。

 日弁連によると近年、全国では、一九九九年に「神戸弁護士会」が「兵庫県」に、二〇〇五年に「名古屋弁護士会」が「愛知県」へと変更されている。名称が都道府県名と一致しないのは、四地域に分かれる北海道を除くと仙台、金沢だけとなる。

弁護士会川崎支部の副支部長に就任してから、他士業や他業種の方の懇親会にお招きいただくことが多くなっております。

そのような場で、「あ、横浜の弁護士会なんですね。」といわれ続け、そのたびに会名についてご説明させていただいていました。
さすがに他士業の方々は事情は既にご存じですが、それでも来賓名簿などで「神奈川県司法書士会●●支部」「神奈川県社会保険労務士会●●支部」「神奈川県行政書士会●●支部」などと並ぶと「横浜弁護士会川崎支部」が非常に浮いて見えるんですね。なお、地域が広域にわたる税理士会はまた別の事情があります。

一般の方からも「横浜の弁護士に●●という弁護士を知っているけど、川崎弁護士会には…」という話をされることがあり、横浜市以外の弁護士が横浜弁護士会所属であるという認知は全くされていないことが分かります。

他にも不都合を感じるたびに各所で発信してきましたが、無事会名変更がかない、こうした問題も解消されるものと思います。

会名変更が否決された前回のあと、会名変更反対派の弁護士と交流を深めてまいりました。直接的に議論することは少ないまでも、こうした方々に会名変更をする必要性を少しでも理解してもらえたと思ってます。

今回の総会で発言された反対派の弁護士は、結論は反対ではありましたが、会名変更の必要性を十分に理解され、最大限の配慮をいただいた答弁をされていたことに目頭が熱くなりました。
いずれの立場であっても結論に対してはノーサイドという思いを強く感じました。

AppleWatchスタンド(会議中に立て立てとはやし立てるマイウォッチ)

今回、約9割の賛成を経て会名変更がかなったことは社会のみなさまの期待に応える土壌ができたものと評価できると同時に、ようやくスタートラインに立てたという感慨があります。
また、このような不毛な内部闘争のような事態を脱却できたのも大きな収穫です。

さあ、平成28年4月1日のリニューアルスタートに向けて今から始動します!

ついに「神奈川県弁護士会」が誕生します!https://www.s-dori-law.com/sdoriblog/ito/815

Posted by 市役所通り法律事務所 on 2015年5月25日

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