川崎の弁護士の伊藤諭です。

武蔵小杉が人気、川崎の人口全国7位…京都抜く : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

川崎市は15日、4月1日時点での人口が146万6444人になり、京都市の146万5994人を抜き、全国7位になったと発表した。

市統計情報課によると、2004年10月~14年10月の10年間における人口増加率は11・87%で、全国20政令市中1位だった。武蔵小杉駅や新百合ヶ丘駅周辺の開発が進んだことが背景にあるという。

今後の推計では、20年に150万人を超え、30年にはピークの152万2000人となる見通し。

川崎市の人口が全国7位になったというニュースです。

たしかに実感としても武蔵小杉駅などに超高層マンションが林立し、急速に人口が増えているのを感じます。

川崎の弁護士人口の増加はさらに!

他方、これに輪を掛けて増加しているのが弁護士人口です。

2015年4月17日現在、川崎市内に弁護士は201人登録しております。
(余談ですが、弁護士の情報はここから調べることができます。ここで調べて仮に登録がなければ弁護士ではありません(検索条件には気をつけてください。)。)

上記記事の2004年というのは私が川崎で登録してまもなくのことですが、
当時の弁護士数は74人でした。

そう考えると、同時期比で弁護士は170%以上増加していることになります。

なんと人口増加率に比べて弁護士増加率は14.4倍!(こういう比較が適切かどうかは分かりませんが。)

この増加割合は全国の中でも圧倒的上位にあると思います(順位までは分かりませんが1位でもおかしくないかと)。

(ちなみに全国でいうと、2015/04/17現在の弁護士数36,481人 2004年当時の弁護士数20,224人(参考資料)ですので、同時期比約80%の増加です。)

では弁護士は身近になったのか?

これだけ人口比で弁護士人口が増えていっているのであれば、さぞ弁護士が身近になったのではとおもいきや、現状で残念ながら全くそんなことはありません。

先日の市長訪問で、福田市長が「まだまだ市民にとって弁護士はハードルが高いんです。議員時代に市民の相談を受けて、では弁護士を紹介しましょうかといったところ「いやいやそこまでは」とおっしゃる方が多い。」とおっしゃっていたのが象徴的です。

現実には、法律需要を満たすだけの弁護士数は十分にいるはずなんです。
弁護士一人あたりの手持ち事件数、売上は激減しているわけで(あえてソースは張りませんが。)、通常の事案であれば弁護士が足りないなどということはもうないと思ってます。

私個人としては弁護士増員論には非常に懐疑的(というか反対)なのですが、将来はともかく増えてしまった弁護士の問題というのは解決しかなければなりません。
弁護士サイドでは仕事が足りないといっていて、市民サイドではハードルが高いという意識がある(おそらくイメージというか感覚的なものだと思うのですが、これはやはり動かしがたいものなんだろうと思います。)。
周りを見渡しても、個々の弁護士もなかなか市民の側に近づいていくという努力は全く足りていないとおもいます。

こうしたミスマッチの解消がおおきな課題です。

川崎市が7番目の都市になるそうです。弁護士は?https://www.s-dori-law.com/sdoriblog/ito/793

Posted by 市役所通り法律事務所 on 2015年4月17日

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